残念スイーツパラダイス

干し柿ラボ ごっそりラム酒漬け、そしてクリスマス余波 食べ方考察

失敗は成功の母。残念は明日への灯。何事も楽しんで挑むことを、心するべし。

大量に干しあがった干し柿を、大量にラム酒漬けに。とりあえず漬けておけば、半年以上は持つらしいので。作っておけば、パン作りやスイーツに使えるからね。

ビニールひもを外して包丁を入れ、中の種を取り除いて行く。今回の柿は、種がほとんど入っていなかった。同じ木からもいだ前回の柿は、ほとんど種が入っていたのになぜだろう?

ちなみに、種なしだと地元・新潟県では佐渡のおけさ柿が有名。種がない珍しさから「八珍柿」と名付けられている。新潟には古くから「越後七不思議」という伝承があり、「八珍」は八番目の不思議としてネーミングされたとか。

「越後七不思議」は親鸞聖人にまつわる現象が最も有名。「つなぎガヤ」や「片葉のアシ」なで、県内各地で珍現象が言い伝えられ、しかもカヤの木やアシなど、今でもそれら植物は生きており確認できるというのが、スゴイ。江戸時代後期以降に成立したものだろうか。飛行機もネットもない、娯楽も少なかった当時。浄土真宗の流布という狙いと、太平の世が続いた江戸時代に「旅」が浸透し、七不思議めぐりというレジャー的な楽しみが広まったことも相まって、「七不思議」が定着したのではなかろうか。

瓶を煮沸消毒。

干し柿を詰め込んで、ラム酒をたっぷり注ぎ入れる。

 大量だなぁ。しばらく楽しめるぞー。表面に浮き出ている白い糖は、落とすべきか迷ったが、これまでの実験で愛着がわいているのでサバサバと落とすことができず、今回はそのまま漬け込むことにする。どうなるだろう。ここは実験要素だ。

 さて、ラム酒漬けにしない干し柿も食べてみよう。超簡単干し柿レシピ。

 昨日、娘がクリスマスケーキを作った際の、残りのホイップクリームをあわせてみよう。干し柿はかなり甘いため、クリームによる緩和作用が適度な食べやすさを実現しているような感じ。バターなどの乳製品も合いそうです。

干し柿と生クリーム、意外といけまっせ。

 甘いのはちょっとだけでいいおっさんにはこのくらいで十分。抹茶が合うのは先日、分かったので、クリームにパラリ。

 そう言えば、オレンジピールも余ってたな。試してみよう。

 柑橘系のさわやかテイストも、干し柿に合うなー。

 なかなかイケル。残念ポイントをあげるなら、「また食べたい」と思えるインパクト、印象に残る大きな特徴が欲しいところ。おやじの残念スイーツ、またがんばるぞー。

使ったラム酒はマイヤーズのもの。飲酒はもちろん、菓子作りなどにも定番らしい。ほかにもいろいろなラム酒があるので、違いを試すのもいいかも。