おやじの残念パン

モルトを入れると色・香りが変わるのか?パン作りは科学だなぁ

失敗は成功の母。残念は明日への灯。人生、臆することなく楽しんで挑むべし。残念な結果でも恥じることなし。さあ、残念パンに挑戦だ。

今回の狙い/ こんがりパリッと香ばしいハード系パンを作る。

 残念スイーツ作りだけでなく、実はパン作りにもハマりつつある私、五十郎。いろいろと調べていると、「モルト」を入れる香ばしさときつね色の焼き色といった違い・効果を得られるとの記述を発見。モルトとは麦芽エキスで、糖分が発酵作用を促進させるのだとか。

 行きつけのイオンでモルトパウダーを発見しので、購入した。20グラムで150円くらい。

購入したモルトのパッケージには、

酵母の発酵を助け、きめのそろったパンに焼き上がります。
フランスパンなどのハード系のパンやピザ生地に向いております。
本品は粉1kgに対し、1~2gが目安です。

 と、書かれている。わずかな量でOKらしい。

 今回、採用したレシピと分量では、モルト0.5グラムとなる。0.5グラムって、うちのタニタのはかりでは計れんなぁ。まあ、適当に入れておこう。

 で、作って焼いたらこのように。

 うむ、残念パンだ。

焼き色が乏しい。硬そう。あれ?クープと呼ばれる切込みを入れたはずなのにないなー。

どうなってるのか、切って確認。

皮、厚いなー。硬すぎだ。

深夜に作ったので、少々いい加減なプロセスを経たのも原因か?

いくつか、反省してみよう。

今回の残念ポイント

●皮が厚すぎ&硬すぎ なぜそうなった?

予熱が足りなかったことが原因? 実は予熱中、夜中だったのでうたた寝し、目が覚めたらレンジ室内の温度がぬるめだった。面倒だったのでそのまま焼いたため、加熱がゆっくり進んでしまったのが原因だろうか。反省/予熱はきっちりと。

ホームメイドのパンは時間がかかるので拘束時間が長い。作るタイミングが難しい。

●焼き色がよくない それはなぜ?

焼く前の霧吹き、水分が足りなかった? 調理用の霧吹きがなかったので刷毛で水分をぬりぬりしたのが原因か。そもそもなぜ水分が必要?パリッと仕上がるとのことだが、加水により表面の加熱がゆっくり進み、終盤でパリッと焼きあがる、ということだろうか。反省/霧吹きをたっぷりと。

また、残念パンとはいえ改善点もあった。

今回の改善点/香ばしさは向上し、イーストの匂いも和らいでおいしくなったぞ。モルト効果が発揮されたようす。

パン作りは科学だなぁ。調べてみようっと。