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【大阪・京都のおすすめパン屋 ハード計】今日は大阪市西区のブランジュリ P&BとHACHI みちくさブラ散歩

11月の三連休の初日。せっかくの休みなので、普段は足を運べない人気のパン屋へ。もちろん、今日もハード系ねらい。

大阪市北区。大阪メトロ心斎橋駅を降り、アメリカ村を横目に見ながら歩く。今日の予想最高気温は25度、皆、薄着。11月だというのに、異常気象ですよ。

ほどなく、閑静な住宅街に。

目指したのは、以前、閉まっていて残念な思いをした「ブランジェリP&B」。14時過ぎに到着、今日は営業中だ、良かった。

が、人気のバゲットは既に売り切れ。全体にパンの種類、数もともに少なめ。作り過ぎず、ロスも少ないだろう、こじんまりとした店。11時30分開店で売り切れたら閉店。バゲットが買えないのは残念だけど、良いことだと私は思う。そういうものとして客も認識してしまえばいいだけの話。店主の意図は今回は聞かなかったけど、こうした店がこれからドンドン増えてゆくのだと思う。

商品を、捨てる前提で作り過ぎたり、働き過ぎてメンタル不調に陥ったり。働く喜びを失いながら、環境を破壊し続け、地球を住みづらくしている、矛盾だらけのおかしな世の中。大量生産・大量消費の資本主義社会はもう限界だろう。これからの豊かな生活のありようを、皆で考える時が来ている。そう思い、自分で野菜を作れるようになろうと、「お庭でプチ家庭菜園大作戦」を独りで実行している私。なかなか思ったようにいかないけどね。

さて、せっかくなので、他のハード系に気持ちを切り替えて。並んでいるのは6、7種類だろうか。「今日は、いつもより多く残っています」と店主。なるほど、土曜は16時くらいに終了することが多いらしい。

ライ麦パン200円と、オレンジピール入りのパン220円を購入。

ライ麦パンはライ麦粉50%とか。

オレンジパンは、オレンジの皮の使い方の参考になればとチョイス。果物や野菜の外皮はフィトケミカルが豊富で滋養に良いはずと、いつも考えている私。だから、オレンジを食べたら皮を冷凍保存し、ゆずの代用やお菓子作りなど、さまざまに使うようにしている。実際、みかんの皮は中国では生薬の陳皮(ちんぴ)として用いられ、また、温州みかんの皮はストレス抑制を助けるとする研究報告もあるようだ。

バゲットは人気商品で、休みの日は昼前後に完売するとか。みなさん、午前中に電話で予約し、夕方16時くらいまでに取りにくるらしい。すぐ近くに大阪市立中央図書館があり、ミロス・フォアマンの映画「アマデウス」を予約したので、借りる時にバゲットも注文してみようか。

すぐ近くに公園があるので、ベンチでパシャリ。公園の目の前に、やはり人気のパン屋「HACHI」が。

うーん、買い過ぎてもすぐには食べきれないが、次はいつ来るか分からんしねぇ。全粒粉バゲッドを買った。

こちらもP&Bと同じくらい、小ぢんまりした店。一番人気は食パンのようだが、売切れている。食パンにはあまり興味がないので、全然OK。全粒粉バゲットはルヴァン酵母を使っているとのチラシが貼ってある。こだわりパンらしい。

ついでに、徒歩3分ほどの大阪市立中央図書館へ。一階に飲食可能な休憩スペースがあるので、ここでパンを食べるのもアリだ。同館HPによると、「蔵書数は280万点以上。 これは公立図書館単館では日本一の蔵書数です」とのこと。いいねー。良いパン屋もあるし、近くに住んだら楽しそう。

ブラブラ歩きながらなんば駅へ。

道頓堀周辺は、コロナ禍を忘れ去ったかのような人出。外国人観光客も戻ってきた。

さて、パンの話に戻る。いろいろな店で買っているけど、味については詳しくもなく、さほど違いも分からないし、どこの店のパンも皆おいしい、というのが正直なところ。年齢を重ねると、たいていのものは、ありがたくいただくようになるのである。でもせっかくなので、何かをお伝えしたいと思ってしまう私。どうも昔、雑誌編集なんかをやっていた頃の、気概というか燃えかすというかが、今でも残っているようで。

で、帰宅し、乾燥して水分が減らないうちに、すぐにパンを撮影。P&Bのライ麦パンを様々な角度から計測し、掲載することにした。

計測と弾力の動画はこちら。

長さを測った。約13㎝。

これは胴回り。

ひっくり返すとこんな感じ。なかなか見ない絵づらで、新鮮ですなー。成形で閉じた跡と思われる境界が。

高さ。外皮の厚さなども観察すると楽しい。

重さ。100gいくらかな?

弾力性を観察。乗っているのは私の愛用品、黒豆の艶出しで使う鉄製の「縄文のヴィーナス」312g。

断面はこんな感じ。