新時代おっさんずライフ

初めての自力確定申告、意外とカンタン 朱鷺メッセ会場は空いていた

 昨年、会社を中途退職してフリーのため、初めての自力の確定申告に挑戦。

 挑戦てほどではないけどね。退職後、社会の勉強と家事に時間を割いてきたので、特にギャラを得ていない私。だから、考える要素はほぼなし。

 国税庁のホームページに記入のフォーマットがあるので、前職での所得や生命保険、配偶者の所得などを入力すればOK。自動計算で還付金額が産出される。特に迷う要素はなかった。数値を変えて入力してみると、変化が分かって面白い。所得の違いが税金にどれくらい反映されるかが、インターネットで即時に分かる。

 私の場合、配偶者(妻)が自営で働いているので、その所得金額によって控除額と還付金が変化する。約5万円刻みで金額が変わるので、累進課税が目に見えるようで面白い。けっこう、細かいんだね。

 新潟市は朱鷺メッセが確定申告会場になっている。直接相談したいことがあればここで相談。書類に問題なしと自信があればここで投函するもよし、郵送でもOKだ。

 私は初めてだったので、後で提出しなおしとなると面倒と思い、直接聞きに行った。課題はその都度クリアにしておきたい性質である。

 今年は新型コロナウイルスの影響で空いているらしい。毎年、1時間待ちとの口コミもあったが、トータルで1時間ほどで終了。昼休みにかかる時間帯に行ったため、職員の休憩交代タイムに引っかかったが、他の時間ならもっとスムーズだったかも。

 書類に特に不備はなし。所得や生命保険の支払いを証明する書類も提出はしないんですねぇ。オンラインで裏を取れるのか? それとも小市民の所得は大勢に影響はないとか?

以下、納税について雑感。

 数万円程度の所得税還付があり、得した気分になるわけだが、裏を返せば払い過ぎてただけという話。何やら心理作戦、トリックを仕組まれているようでもある。汗水たらして払ってきた税金は、いずこへ? そうした説明が会場にあるべきだ。

 会場には高校生や中学生の〝納税の大切さ〟をテーマにした作文が複数掲出されていた。もちろん、子供が税金について学ぶのは大事なこと。しかし大人が知りたいのは、血税の具体的な使い道だ。

 所得税も消費増税も、使い道はどうなってるん? 国会では予算の話をきちんとしてほしいし、新聞テレビもワイドショーみたいな報道ではどうにもならんでしょ。増税で国の家計簿はどうなったんだ?

 納税は、国家の発展と子供たちの未来への貢献のためと捉えている五十郎である。 桜を見る会のスキャンダルなんかより、 分かりやすい形で税金と国家予算の結びつき、我々の暮らしへの影響が伝われば、政治への関心ももっと高まるんじゃないかなぁ。