いただきモノ

干し柿ラボ、さらなる高み&赤みを目指して 作り方考察

N沢くんからもらった柿。その魅力を最大限引き出すべく、実験と観察を続けている干し柿ラボラトリー・シリーズである。

白い糖の付き方を実験した前回で、残った課題は『ビジュアル』。白い糖だけでも十分おいしそうだが、果肉が黒く仕上がってしまったのが心残りだった。

そこで現在、赤みをいかに残せるかにチャレンジ中。『柿が赤くなると医者が青くなる』。干し柿とはいえ、そのビジュアル、エッセンスは追求したいところ。さて、美しい赤みを残すには?

モミモミすると、赤くなる? 12月10日

赤みを残すコツは、揉むことにあるらしい。ここまで、揉んでこなかったわけではないが、前回、黒くミイラ化してしまったのは揉み方が足りなかったのかも。そこで今回は、より頻繁に揉むことで経過観察中である。

12月10日。11月26日に干してから約2週間。柔らかく、揉みやすくなった。

優しく、押しながら揉んでゆく。

手が荒れてかさついてるので、表面にある程度の傷はついてゆくんだろうな。

そろそろ渋みも抜けて、食べられるはず。ひとつ、試食してみる。

ややトロリとしてうまい、甘い。ここらで収穫しても全然OKだけど、もうちょっと我慢する。

12月16日 ラボ環境をスケールアップ

このような吊るすタイプの干し網を購入した。皮もドライにするつもり。粉末にして、パウダーにしよう。上に乗ってる黄色いのは、干し芋だ。

もうひとつ、機能の追加に注目。衣類の針金ハンガーを細工して、フックを作った。雨風が強いときに簡単に取り込むための工夫である。百均で見かけたフックを買いかけたが、DIYで十分だと気付いて自作。お金も資源も、もったいないからね。

竿にかかっているフックに注目。

まだ糖が全然、出ていないので、何日間か揉みながら待つ。改めて、Slowな食べ物だなぁ。

12月なのに暖かい。ハチが活動している。

前回の柿はラム酒漬けにして長期保存

干し柿を待つ間、前回収穫したものをラム酒漬けにしておこう。ラム酒って、飲んだことなかったけっど、アルコール度数40度?? きつい酒だなー。

パンやスイーツに使えるぞー。N沢くん、ありがとう。

初めてのラム酒漬け。使ったのはこちら。ラム酒漬けでは定番のようだ。たっぷり使うので大びんを購入。余ったら飲めばいいし。・・・アルコール度数、高いんだね。飲みすぎ注意。