暖冬対策・新潟観光振興企画、一足早い桜・花見スポット紹介の第3弾だ。がんばれ、新潟!
地元情報をお届けすることおよそ30年、新潟レジャーのことなら最強に詳しい私、五十郎が一足早く桜の名所・花見スポットを紹介。現地に実際に足を運んで見てきた老練ならではの話を盛り込むので、新潟県でのおでかけをぜひ、満喫してほしい。
第一弾は超メジャーな高田城百万人観桜会(新しい呼称は「第95回高田城址公園観桜会)を紹介。メジャースポットは他にも情報がたくさんあるので、人気・知名度にとらわれず、私、五十郎が気に入った花見スポットを紹介していこうと思う。春の新潟レジャーに、ぜひどうぞ。
※追記 新型コロナウイルスの影響で各地のイベントに変更あり。サイト内のこちらの新潟県内サクラ名所2020年花見記事も参考にどうぞ。
新発田の古刹で徳川ゆかりの桜を鑑賞
新潟県新発田市の市街地は、江戸時代は新発田城と城下町があった地。商店街から少し足を伸ばすと、古くから寺が並び立つ 諏訪町、通称・寺町がある。町歩きの休憩にちょうどいい「寺町たまり駅」の隣にあるのがこちら、宝光寺。
新発田藩主を務めた溝口家の菩提寺だ。威厳のある山門をくぐると、こじんまりとした境内で咲き誇る美しい桜の木々が迎えてくれる。
なかでも必見は、「城東窟(じょうとうくつ)の桜」と名付けられたこちら。
江戸幕府の第3代将軍、徳川家光が寄進した桜と伝えられているとか。家光は徳川秀忠の次男、母は織田信長の姪でNHK大河ドラマにもなった江。
備え付けられた看板によると、推定樹齢350年。看板は古そうなので、それ以上の樹齢であることは確実だなぁ。新発田市の保存樹木にも指定されている枝垂れ桜で、なかなかの古木であるにもかかわらず、樹勢はこの通り。
新発田の歴史を見守ってきたであろう、大先輩である。支えがたくさん設置されているが、末永く咲き続けてほしいですね。
近くには、このように盛大に咲き誇る枝垂れ桜もあり、気持ちも華やぐ。
いわゆる観光寺ではないので、落ち着いてゆっくり桜を見ながら歴史に思いを馳せることができる寺だ。
また、周辺には池泉回遊式庭園が見事な旧新発田藩下屋敷庭園・清水園や足軽長屋などの史跡もあり、町歩きをたっぷり楽しめるのも、私、五十郎のお気に入りポイント。歩くとやや遠いが、新発田城(新発田城址公園)も合わせて歴史散策、地形めぐりも超おすすめである。
新発田城址公園は、新発田市の定番の花見スポットでもある。
新発田城は 公益財団法人日本城郭協会 が選定する「日本100名城」のひとつ。
屋根部が丁字型になっている珍しい構造の 三階櫓が復元されており、城のシンボルとなっている 。
丁字型なので、屋根に3体のしゃちほこが乗っかっている珍しさ。レアな城ですぜ。
新発田城址公園の桜は、また改めて。
おすすめ立ち寄り&グルメ
● 旧新発田藩下屋敷庭園・清水園 江戸時代、新発田藩主・溝口家の下屋敷の遺構。池泉回遊式庭園が見事だ。
● 新発田城(新発田城址公園) 新発田城跡を整備した公園。 国指定重要文化財 である、入場無料で新発田のレガシーを堪能できる。城門近くの堀部安兵衛(赤穂浪士)の像もお見逃しなく。
新発田は城下町なので、和菓子も名物だ。(新発田市のHPをどうぞ)
●和泉屋 ごままんじゅうが名物の和菓子店
●江戸屋餅菓子舗 草団子や草餅がなど。小さい店ながら、わざわざ買いに来る客が多い。
車を15分ほど走らせれば、月岡温泉も楽しめる。硫黄成分濃厚な湯が自慢で、日帰り温泉や旅館・ホテルで堪能できる。近年、オシャレな土産店を次々とオープンさせており、温泉街をぶらぶら歩く若者のデートスポットにもなっている。お酒の試飲やせんべい焼き体験などが人気。
五十郎のおすすめは、 人間国宝・故天田昭次が作った刀剣を多数展示する「刀剣伝承館・天田昭次記念館」。刀剣女子やら何やら日本刀がブームだが、本物の迫力を、ぜひ。
月岡温泉観光協会のHPはこちら。