日課のランニングの途中で立ち寄ったスーパーで、アイコンタクトを感じた「鯛のあら」値引き後価格149円。
「そういえば、元SMAP草彅くんのTVで鯛と梅干しで作ったうまそうな通販商品、紹介してたな」
鮮魚コーナーの片隅で、死んだ魚のような目でアイコンタクトを送る鯛クン。食品ロス削減のためにもコーナーから救出し、落とさないように緩やかに走りながら帰ったのさ。
オレの名前は、、、庭畑五十郎、もっとももうじき六十郎だがな。生まれて初めて「鯛のあら」を購入した。どうやって食ったろかと、ネットで検索して色々作ったぞ。
鯛のアラ149円、美味すぎ、サイコーすぎである。今まで何故、見過ごして来た?ドジでのろまな亀のオレめ。
鯛のあら汁、近所の野草・菜の花添えである。
タイのカブト煮、庭畑の春菊添え。煮過ぎたけど、ご愛嬌。
冷蔵庫に入れてたらオートマティックに煮凍りが出来てた。
鯛とゴボウの煮凍り、庭畑のパセリ添え。
嗚呼、みんな美味いなー、春だなー。
鯛の切り身はみんながまず目指す売れ筋商品。一方、鯛のあらは料理がちょっと面倒だし、スピーディに効率よく食卓を彩れないためであろう、手が伸びにくく、売れ残れば捨てられてしまう悲しき運命。でもこんなに美味しく食べられるなんて、和食は奥深い。そう、私たち日本人はこうして余すことなく食べて来たのである。
そもそも日本人は働きすぎです。みんな、考え直した方がいいぞ。
なんかオレ、仕事辞めて金はないけど、ビンボーだけど、心は絶対に豊かになってるなぁ。鯛のあらの素晴らしさを知らなかった昨日までのオレよ、さらばじゃ。ざまあカンカン、カッパの屁、である。