カタバミって、春に花を咲かせる植物だと思い込んでた。
暑さのピークをようやく越えようかという秋口、見慣れたハート型の葉っぱが青々とし始めたと思っていたら、いつの間にか黄色い蕾が。
さすが、多年草のたくましい生命力。
よく、クローバーと勘違いされがちだけど、ハート型をしているのはカタバミで、クローバー、シロツメクサは切れ込みがない丸い形。
そうか、秋にもカタバミでみちくさ散歩、楽しめるんだね。よおし、どこ行こー。
私のみちくさハンティング、草花の撮影さんぽは、関西の名所をメインにぶらぶらしているのだけど、例えば寺社仏閣はたいてい、どこも雑草取りをマメに行っているので、目当ての草花に出会えないことがしばしば。
東大寺に行っても建築や大仏はそこそこに、路傍の草花をギラギラと探している変態ヤローな私なのである。そんな活動の中、最も遭遇頻度が高いと感じているのが、カタバミとヨモギだ。
カタバミは夜になると葉を閉じる。光合成できないので、省エネモードに入るのだ。賢いヤツである。
また、我が家の庭にはツユクサの姿が。真夏はあまり花を咲かせていなかったけど、ここ数日でたくさん咲くようになってきた。
早朝に花を開き、昼頃には閉じてしまう朝型営業の植物。こんな働き方、憧れるな。日本人は働き過ぎ。週5日も、朝から晩まで働く必要なんてないんだよな。
人間は愚かだ。売れ残るのを承知でモノを過剰に作り、競争に勝つために過剰に働き、精神を病み、そのくせ作り過ぎたモノは捨て、環境を壊し、災害を引き起こしている。
そんなに働かなくてもやっていけるはずなのになぁ。目指してみるか、ツユクサ・ライクな悠々ライフ。
さて、そんなツユクサの花の開閉をインターバルタイマー付きの一眼レフで動画撮影したけど、失敗しちゃった。また今度、チャレンジしよう。