日々のこと

図書館で借りた本を汚してしまったら、どうなるか?マニア本の場合

図書館が大好きで、読みたい本があっても無くても、とりあえず複数の本を常に借りていないとなんとなく落ち着かない。

電車の中で、買い物の休憩に、寝る前の布団の中でと、ちょっとした時間に本を読む。読みたいと思った本が必ず近くの図書館にある訳ではないので、生活圏の奈良と大阪で、複数の図書カードを作っている。図書館は、言わば我が家の本棚だ。

ところが先日、困った事件が。飲みかけのコーヒーをこぼしてしまい、借りていた本の一部を汚してしまったのだ。長男が小さかった頃、借りていたCDのケースにヒビを入れたことがあったが、ケースなので届出を書いたのみで特に不問だった。今回のように汚したのは初めてのこと。はてさて、どうなるんだろう?

文字は読める程度の汚れだけど、コーヒーなのでシミになった。もちろん、正直に図書館の人に報告したところ・・・、シミの場合は不問とはならないようで、「同じ本を納めてください」とのこと。「水だったら良かったんですけど・・・」とか。汚した本は引き取り可能とのこと、いい本だったので自分で買おうかと思っていたし、まあいいかー、とネットで探すことにした。

その本は、『植物学「超」入門』著/田中修。

ところが、しかし。どうやら絶版本らしくAmazonとYahooショッピングで新品の在庫なし、でも古本ショップで約4,000円の出品。定価1,100円の約4倍である。メルカリを見ると、やはり約4,000円の出品が。つい1ヶ月前は800円前後で売買されていたようだが、誰かが高値をつけて、さらにそれを誰かが買ってしまったため、値段が釣り上がったと見られる。古本ショップもそれに倣ったのだろうか。ネットであっという間に拡散し高騰してしまった様子。便利さと怖さが隣り合う、webの世界である。

さて、借りたものは返さなければならないので、メルカリで3,000円程度に値下がりしたタイミングでやむなく購入。それでも、定価の約3倍。高い買い物になってしまったなー、ちぇー。

〈つづく〉