子供の頃、そっと手で包んで優しくモミモミすると、まるで生きているかのように手から逃げ出してゆく。
素朴な遊び時間を提供してくれた草、エノコログサが最近気になってます。
夏になると、あちこちでやたらと増え始めるエノコログサ。夏こそ、彼らにとって子孫を残す大チャンスなのです。
植物が行う通常の光合成システムはC3と言い、エノコログサはさらに別システムのC4という回路で光合成を行なっているのだとか。
太陽光が強いほど光合成を盛んに実行するシステム、C4。トウモロコシも身につけているのだとか。競合が少ない季節をあえて選び、子孫を残すためのスペシャルな仕組みを手に入れた彼らは、C4植物と呼ばれています。カッコいー。
暑くて暑くて、花や実などつけている場合じゃない夏の季節。