みちくさの日々

ようやく出会えた。うまいと評判の大阪の豚まん(肉まん)、二見の豚まん

大阪で地元の人たちに昔から愛されているという肉まん、大阪で言うところの「豚まん」の店で、ようやく食べることができた。

いつ行っても行列が絶えないこちら、「551HORAI(ほーらい)」、

難波のここが発祥地。隣の「蓬莱」も、スーパーでよく見かける豚まんの有名店で、「551」と分裂した会社とか。

ではなくて。

難波の高島屋のすぐ近く。

高島屋前の広場から商店街へ。商店街の入り口が三叉路のように見えて迷うけど、向かって右の「なんば南海通り」の方へ。

ちょっと歩いた先にあるここ、「二見の豚まん」が、本日の目当ての店である。過去に2度、訪れたが、休日の夕方だったためか、売り切れ閉店だった。

なぜか看板が二段構え。上の方は電気が消えており、やや時代を感じさせるデザイン、こっちは古いのか? ちょっと不思議な構成。

ビルの角を斜めに切り取って陣取っている店舗。上の「551」も角の店だなぁ。二つの通りに面することになり、通行人の気づきも2倍になるのだろうか。カド店に名店あり?そう言えば、パン屋の「P&B」もカド店だった。大阪はカド店や角丸建築などなど、カド物件が多いぞ。カド物件、研究したら面白いかも。

狭い立地の店ながら地下があり、そこで豚まんを作っているのだとか。どんな建物の構造なのだろう。

豚まん1個230円を注文した。蒸しあがったばかりなのか、保温状態なのかは不明だが、おばちゃんがおもむろに木箱のような入れ物から豚まんを取り出してくれた。

結構大きめのサイズ。ずしりと重い。

素っ気なさすぎるショーケースだが、販促費用が商品に乗っかってないと解釈しておこう。

店の前でパシャリ。カド店であり、隣の店が陳列するキャリーケースが完全に侵犯しているが、いいのだろうか。

すぐ近くのエディオン前のベンチで食べようと思ったら、警備のおじさんが「ここ、飲食禁止なんです」。ゴミ捨て防止のための措置だろうか。高島屋前の広場に戻って食べることにした。

1個230円て、ちょっと高いかと思ったが、高密度でみっちり具が入った、食べ応えのある豚まんなので、値段相応かもしれない。58歳の胃袋には結構、重めで、おやつではなく昼ごはんがわりにしてもいい分量かも。

皮は小麦粉なので、これも大阪粉もんグルメのひとつである。

「551HORAI(ほーらい)」は大阪の超人気B級グルメであちこちに店があるが、「二見の豚まん」はチェーン展開せず、ここ一軒のみ。支店を作らない理由は分からないが、大阪に来たならわざわざ訪れて食べておきたい店の一つだろう。

ごちそうさまでした。

と、ブログ書いてたら「551蓬莱」で異物混入、自主回収のニュースが。工場のラインの部品の樹脂が混ざっていることに、工場で気づいたとかで、19万個を自主回収だって。すごい数。1日でン千万円の売り上げ。梅田や難波を歩いていると、必ず551の紙袋を持った人とすれ違うもんな。そして、19万個の豚まんは全て廃棄処分されるのだろうか。その光景を想像すると・・・。こういう場合の食品ロス対策、何か手はあるのだろうか。

報道で「551蓬莱」と表記しているので、「551HORAIじゃないの?」と疑問に思い、HPを見てみると。会社名は「株式会社蓬莱」、工場は別法人で「551蓬莱」となっている。「551HORAI」は、あくまで店名ということか。何だか紛らわしいな。分裂した「蓬莱」と、いざこざがあったのかな。さまざまなパターンで商標を押さえにかかってる匂いが。と、これはイヤらしい考えか。仲良くやればいいのにね。