みちくさの日々パン屋さんぽ

【大阪・京都のおすすめパン屋 ハード計】LIVE BAKERYライブベイカリーとLe Petit Mecル・プチメック 北堀江から心斎橋パルコへブラ散歩

さあ今週も、ハード系のパンを求めて大阪市内をブラ散歩。西区北堀江「LIVE BAKERYライブベイカリー」と心斎橋PARCOの「Le Petit Mecル・プチメック」でパンを購入。堀江の町をブラブラしながら歴史と地形も、たっぷり楽しんだ日曜日であった。

大阪メトロ心斎橋駅から大阪市立中央図書館方向へ。借りていた『用心棒』(黒澤明監督)のDVDを返しがてらのブラブラ歩き。『用心棒』と『椿三十郎』は、だいたい1、2年に一回は見ているが、何度見ても脚本と演出のうまさ、キャストの素晴らしさに感動する。同時代を生きた才人たちの巡り合いに、感謝してしまう傑作中の傑作。

大丸心斎橋店、カッコいいヴォーリズ建築。

送水口マニアの皆さんのご期待にお応えして、コチラ、大丸のそれ。近年、旧館を解体・再建した際にあえて残した様子。

「大」刻印されたロゴが誇らしげ。

有事の際に消防士さんが間違って使わないよう(ウソ)、オブジェであることが記されている。

行き交う人々は気にも留めていない地味な存在。元来、役立つ時は来ない方がいいわけで、気付かれないで過ごすのが本来の姿。そうなると、なんだか哀愁漂いますなぁ。

画面左下に、ひっそりと飛び出している。

で、現役の送水口はこんな感じ。

続いて、アメリカ村の御津公園(三角公園)へ。

ん? なぜココ、三角形なんだろう?三角スポットには、まず間違いなく河川がらみの歴史あり。匂いますな。

気になったので調べてみた。昭和12年、かつてあった西横堀川の、今はなき清水橋に周防町筋をつなげるために、ここで道を曲げたようだ。これにより、周防町筋と北堀江通りがつながることに。往来の利便性を追求するための、碁盤目の修正スポットがここだったということ。河川舟運から陸上輸送へ、物流インフラのターニングポイントの、象徴スポットともいえそうだ。

そんなこととは露知らず、皆さん楽しそうにたこ焼き食べてた。目の前のたこ焼き屋「甲賀流 アメリカ村本店」は有名店らしい。まあ、公園が三角だろうと丸だろう、大概はそんなこと気にせんわね。「たこ焼き美味しい」だけでは満足できない自分が、ちょっぴり恨めしい私。

なかなか人気パン屋に辿り着かない私。記事をお読みのパン好きさん、すんませんな。

さて、「maison du gout LIVE BAKERYライブベーカリー」に到着。谷町六丁目の「Boulangerie gout」から独立した店とのこと。普通のバゲットは売り切れていたので、クルミ入りのバゲット320円とパン オ ショコラを購入。バゲットは長時間低温発酵とのこと。長時間て、どのくらいなんだろう?聞いてみると、「16時間です」とのことだった。

「バケット」と書いている店が時々あるけど、正しくはバゲットではなかろうか?何か、ローカルルールみたいなものがあるのだろうか?

帰りにもう一軒、「Le Petit Mec 心斎橋店」でもバケットをハーフサイズで購入。食べ比べてみようか。