みちくさの日々パン屋さんぽ

【大阪・京都のおすすめパン屋 ハード計】「ル・シュクレ・クール」を目指したはずが・・・北浜のkaratoカラト「Pain KARATO(カラト)」へブラ散歩

久しぶりに「ル・シュクレ・クール」のハード系を食べようと思い、堂島方面へブラリ。

12月25日16時過ぎ、バゲットもバタールも既に売り切れ。店員さんに聞くと、「今日はクリスマスなので・・・すみません」。クリスマスは、皆さんハードパンを食べるのだろうか?あ、チキンに合わせてってことか、なるほど。

うーん、せっかくここまで来たので、年末の帰省土産に「五感」で買い物をしようか、と切り替える。

うぬ、ハンドルらしき突起物がかっこいい送水口を発見。

ここはどこでしょう? 送水口クイズとか、きっとマニアの間で盛り上がるんだろうな。採水口ポンプと書かれた隣の鋭利な菱形の入れ物は、開けるとどうなっているのだろう?

人知れず、有事に備えて起立している姿が凛々しい送水口ですな。要人のSPみたいだ。

2025大阪万博のミャクミャクくんが、寒風の中寝そべってた。

日本銀行大阪支店旧館に手を振るミャクミャク。

そう、大阪市役所の送水口でした。

で、「五感」に行ったのだが。

欲しかったのは、他店では売っていない「五感まんま」というカステラ。私の故郷・新潟県の中でも米粉生産が盛んな胎内市の米粉を使用。確か胎内市は、米粉の商業生産に日本で一番最初に成功した地である。

「ここだけ」の響きに弱い日本人、さらに郷里の食材となればお金を注がねばなるまいよ。ところが、クリスマスの特別期間は製造販売していないとのこと。がっかり。まあ、皆さんのクリスマスの幸せのために堪えようか。これも世のため人のためさ。店員さんに翌日の取置きを頼んで店を後にした。

このまま帰るのもなんなので、とい面に店を構える「Pain KARATO(カラト)」で、バゲットを買おうかと入店した。

今まで何度か店の前を通っていたのだけど気づかなかった、ウインドの張り紙に目を凝らすと。パン職人のお兄さんが、〝レスペクチュスパニス製法を世に広めることを目的とする〟コンクールで見事、優勝したのだとか。ん、どんな製法?

購入時にレジのお姉さんに聞いてみたが、知らないとの返事。せっかく優勝してるのだから、うまく宣伝すればいいのに。でも、美味しそうだし、まあいいか。

バゲットは16時間低温発酵とのこと。16時間発酵の店、多いな。いい塩梅に仕上がる時間なのか、それともパン作りのサイクルにちょうどよいのだろうか。

ちなみに店名は、フレンチのシェフであるオーナーの唐渡さんからのネーミングのようだ。

帰宅後、早速、計測撮影。バゲット330円。クープは一直線で大胆。自身ありげに感じられるから、不思議だ。次、自分でパンを焼くときに真似してみよーっと。

ひっくり返した底部も、ご参考にどうぞ。

重さは189グラム。

長さは約42㎝。

高さは約3.5センチ。スリムな感じのバゲットで、外皮がとても香ばしい味わいだ。